co-worker/働く仲間

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会社に何を求めるより、
自分が会社に何ができるか。

工事部設計課

川上陽介

2020年12月 中途入社

働く環境を自分自身で設計していく。

歳の離れた兄が大工でして、小さい頃から建築への憧れがあり工業高校に進みました。授業の過程で設計の方が楽しいことに気づき、卒業後は設計の専門学校に進学しました。間取りを考えている時が時間を忘れるくらい好きですね。ちょうど新卒で入った会社から東日本地所に転職した際は、まだまだ今より規模も小さく設計も私含め数名でした。営業が主体の業態ですから立ち上げ期はどうしても設計など制作部門は人が足りなくなりがちです。当時を思い出すと毎日図面を描いて描いて…、大変でしたが基礎体力含め大幅なスキルアップにもつながったと思います。入社当初は設計に必要な機材など欲しいものなどが十分に揃っていませんでしたが、必要なものを伝えたらすぐにすべて揃えてもらえました。これも成長中の企業ならではの利点だと思うのです。働く環境を自分で改善できるということです。


一時的な現場監督への転身で新たなスキルを手にする。

これも成長中企業の特質だと思うのですが、1年の期間限定で現場監督を担うことになりました。現場は業界として慢性的な人手不足という事情もあります。最初の現場で出会った職人の方がとても腕が良く、仕事に厳しい方で毎日緊張感がありましたが、そのおかげで心身とも鍛えられたと思います。学生の頃から設計志望なので最初は「現場か」という思いもありましたが机上の平面図との違いが如実にあり、とても勉強になる。必ずしも図面通りに完成するとは限らないし、腕や経験の差などで職人さんによっても仕上がりも異なる。自分が二次元で描いた図面が、三次元でこうなるのか、というのを目の当たりにして図面にも今後活かせそうです。すべてが自分の成長につながっています。


みんなで一つのものを作り上げていく醍醐味。

最初の現場で鍛えていただいた職人さんは今でも時折お電話いただいたり、いい関係を構築できています。図面に向かうだけでは決してできないことでした。現場には10代から70代までいろいろな年齢層の方がいます。設計の知識があるので現場で次どういう作業が必要か、というのがわかるので土台の木を敷くなど自分もできるところは率先してやるようにしているのですが、そんな時はバラバラの年代の人たちと一緒にひとつのものを作っているんだ、という高揚感があります。これが現場で一番楽しいときです。会社も成長中なので、設計や現場も成果型の報酬制度があってもいいのかな、とやんわり打診しています(笑)。実現するか否かよりも、会社に気軽に掛け合える風通しの良さがいいですよね。